どーも、病院薬剤師のひゃくさん(@sansigoi)です!
薬剤師国家試験の勉強をいざ始めようと思っても何から始めていいか分からないという人はとても多いと思います。なんせ薬剤師国家試験の範囲は膨大すぎるし、科目もさまざまですからね。
今回は薬剤師国家試験の勉強を始めようと思っている人向けに、これから始めてはどうでしょうという案をいくつか紹介していきたいと思います。最初に言っておきますが、絶対にこれからやらないといけないというものはありません。この記事を参考に自分に合ってそうな勉強法を見つけてみてください!
好きな科目から始める

薬剤師国家試験の勉強はモチベーションとの戦いですので、いきなり重い科目に手を付けてしまうと、勉強頑張るぞと思っていたやる気も一瞬でなくなってしまう可能性があります。
なので勉強の導入として好きな科目から始めてみてもいいかもしれません。好きな科目であれば、そもそも興味があるので勉強していて楽しくなることもあります。そこを得点源になれば、後々他の科目の勉強時間も確保することができるでしょう。
ただ苦手な科目もいつかは勉強しないといけないので、いつまでも好きな科目だけを勉強するというのはやめるようにしましょう。
暗記科目から始める

物理・化学・生物(衛生も?)は暗記科目であり、多くの薬剤師国家試験経験者が、早めにやっておくべきだと口をそろえて言っています。これらの科目を最初に終わらせておけば、あとは薬に関連する科目となってくるのである程度余裕を持って勉強することができるでしょう。
また、これらの科目は基礎科目となるので、基礎知識が就くことによって薬理や薬剤などの理解もより深まります。薬剤師国家試験で出題される科目は実は互いに関連しているものも多いので、関連付けというものも重要になってきます。そういう意味でも基礎科目を先に勉強するというのは一つの手かもしれませんね。
ただ、これらの科目は重い(実際にやってみればわかる)のでモチベーションが維持できない可能性もあるので注意してください。
より薬に関連した科目から始める

薬剤師国家試験に挑む人の多くは薬に興味を持っていることでしょう。なので薬に関連する科目を中心に始めるのも一つの手かもしれません。
僕が思う主に薬に関連する科目は以下の5つです。
- 生物
- 薬理
- 薬剤
- 病態・薬物治療
- 実務
これらの科目は互いに関連しているのも多いため、関連付けしながら一気に薬について勉強してみるのもいいと思います。この科目を先にマスターしてしまえば9つある科目のうち5つを終わらせることができますからね。
もちろん他の科目も関連付けできるものもあるので、一緒に勉強してもいいかもですね。
必須問題を解きまくる

これは僕が実際に勉強を始める時にやっていたことですが、必須問題を解きまくるのもとても効果的だと思います。
僕が必須問題をオススメするポイントは以下の3つです。
- 気軽にとりかかれる
- 意外な盲点が多い
- 全ての科目を網羅できる
必須問題は、参考書をただ読むだけより気軽にとりかかることができます。さらに問題演習の中でも、理論問題や実践問題よりも難易度が簡単なため打ちのめされてモチベーションが下がるということも稀です。さらに足切りにならないための必須対策も同時にすることができます。
ただいくら難易度が簡単な必須問題でも、意外な盲点がたくさん出てきます。そこで解けなかった問題を復習していくことで、基礎的な知識はかなりつくはずです。実際に僕は必須問題を解きまくることで基礎知識を付けました。
また、必須問題を解くことですべての科目を網羅できるというのもメリットといえるでしょう。薬剤師国家試験の勉強は科目の偏りが出てしまうことがありますが必須問題はその心配がありません。
実際に僕はこの勉強法を取り入れていたので結構おすすめですね。最終的には青本もしっかり読んでいくことになりますが最初の導入としてはいいのではないでしょうか。
最後に・・・
薬剤師国家試験の勉強を何から始めるかというのは、正直何でもいいと思います。重要だと思っているのはモチベーションを維持できるかだと思っています。
いくら物理からやっておいた方がいいと言っても続かなければ意味がありません。それなら好きな科目からやった方がいいと思いませんか?
薬剤師国家試験はメンタルが重要です。何事にも諦めず最後まで挑戦していきましょう!
薬剤師国家試験の受験資格、合格率、出題科目、勉強法を徹底解説したパーフェクトガイドを用意しました。
これまで勉強してこなかった人にも、薬剤師国家試験を知らない人にもわかりやすく、薬剤師国家試験について図を多めにまとめています。