薬学部

薬学部の6年制と4年制の違いとは?薬剤師になれるのは?就職先、学ぶこと比較!

薬学部を目指している受験生の皆さんは、薬学部に6年制と4年制があることをご存知ですか?

この違いを知っているかいないかで自分の人生が大きく変わってしまうかもしれないので、今回のこの記事でしっかり理解しておきましょう。

最初に言いますが、6年制と4年制で大きく違うのは、薬剤師になれるかどうかです。薬学部といってもすべての人が薬剤師になれるわけではないということを頭に入れておきましょう。

今回の記事では、薬剤師になるにはどちらを選べばいいのか。また、それぞれの主な就職先、大学で学ぶこと等を6年制と4年制で比較しながら解説していきたいと思います。

薬剤師になれるのは6年制

6年制と4年制の大きな違いとして薬剤師になれるかなれないかと言いましたが、6年制の薬学部でないと薬剤師になれません。

なぜかというと、薬剤師になるために必要な薬剤師国家試験の受験資格の一つに6年制薬学課程を修めるというものがあるからです。

厚生労働省のホームページにはこのように書かれてあります。

学校教育法(昭和22年法律第26号)に基づく大学において、薬学の正規の課程(学校教育法第87条第2項に規定するものに限る。)(以下「6年制薬学課程」という。)を修めて卒業した者(令和2年3月19日(木曜日)までに卒業する見込みの者を含む。)

これ以外にも条件はありますが、これから薬学部に入る人はこの条件をクリアしていないと受験資格はありませんので、薬剤師を目指している人は必ず6年生の方に入りましょう。

過去には4年制に入っても、大学院で勉強すれば薬剤師になれるカリキュラムもありましたが今はありませんので、そういった情報に流されないようにしましょう。

詳細やその他の条件については厚生労働省のホームページを確認ください。

https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/yakuzaishi/

スポンサーリンク

薬学部6年制と4年制の比較

ここからは薬剤師になれるかどうか以外の違いについて、6年制と4年制で比較していきたいと思います。

就職先

まずは主な就職先です。先ほど述べたように6年制でないと薬剤師になれないので同じ薬学部と言っても6年制と4年制では就職先にも違いが出てきます。なので、薬学部に入りたいと思っている人は、卒業後にどこで働きたいかを考えて選びましょう。

ざっくり言うと、薬剤師になりたい人は6年制、研究者になりたい人は4年制と考えていいでしょう。

6年制では薬剤師免許を取得することができるので、薬剤師として病院や調剤薬局、ドラッグストアで働く人が主になってきます。その他、製薬会社などで働く人もいます。

一方4年制では薬剤師免許を取ることができませんが、その分研究室で実験や研究をしていくので専門的なスキルを多く得ることができます。そのスキルを活かして、製薬会社で研究職や開発、MRなどの仕事に就く人が多いでしょう。その他には、そのまま大学に残って研究を続けたり、薬学とは全く関係のないところに就職する人もいます。

ただ注意してほしいのが、製薬会社に就職するためには学部卒では厳しいので、4年制の方を選んだとしてもほとんどの人が大学院に2年間行くことになります。

なので研究がしたいと考えている人は4年で卒業ではなく、6年間行くことを最初から考えておく必要があります。

大学で学ぶこと

では次に具体的に大学でどのようなことを学ぶのか説明していきます。大学によっても違いがあると思いますが、薬学部は大体こんな感じのカリキュラムになっています。

6年制の薬学部では大学1・2年目に一般教養、専門科目、実習があります。一般教養では英語や第二外国語、その他教養科目を勉強します。また、専門科目や実習で薬学の基礎的な知識を身に付けていきます。

大学3~6年ではより専門的な勉強をしていきます。5年時にある実務実習で病院や調剤薬局で実際の現場を見て学び、薬剤師の仕事を体験します。専門科目の講義や実務実習で得た知識をもとに6年生で薬剤師国家試験を受けることになります。

6年制でも薬剤師国家試験の勉強だけしてればいいわけではなく、研究室に所属し研究を行い、卒業論文を書き上げる必要があります。なので薬剤師になりたいけど研究もしてみたいという人は6年制を選ぶことをオススメします。

一方4年制では、2年目までは6年制と同じようなカリキュラムで進み、3・4年あたりからより研究にシフトしていくことになります。修士課程になってからも研究を続け、より専門的な技術や知識を身に付けることができます。

6年制の方では薬剤師になるための勉強をするので基本的にみんな同じようなことを学びますが、4年制だと研究の内容によって全く違った知識や技術を学んでいくので大学や研究室を選ぶ際には注意が必要となるでしょう。

自分がどんな研究をしたいか考えると大学が選びやすくなるかもしれませんね。

最後に・・・

同じ薬学部でも6年制と4年制では、薬剤師になれるか、主な就職先などで大きく変わってきます。

高校生のうちに自分の将来をイメージすることは簡単ではないかもしれませんが、薬学部の場合大学選びの時点で将来を左右する可能性があるのでしっかり考える必要があることを覚えておいてください。

自分の将来を考え、親や先生と話し合ってみるといいかもしれませんね。では、何か質問があればコメント欄にてお待ちしております!




ABOUT ME
ひゃくさん
ひゃくさん
現役で国立薬学部を卒業し第103回薬剤師国家試験を上位1割の順位で合格。災害拠点病院で働く薬剤師。薬剤師国家試験合格までの経験や薬剤師として学んだ事感じた事をブログやTwitterで発信しています。ブログ月間最高10万PV、Twitterフォロワー数1400人突破しました。
薬剤師国家試験まとめ


薬剤師国家試験の受験資格、合格率、出題科目、勉強法を徹底解説したパーフェクトガイドを用意しました。

これまで勉強してこなかった人にも、薬剤師国家試験を知らない人にもわかりやすく、薬剤師国家試験について図を多めにまとめています。

パーフェクトガイドはこちら≫

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です