新人薬剤師って転職できる？転職のプロが薬剤師1年目の転職の悩みに答えます

ユニヴでは面接などの選考をできる限り、配属される店舗で実施していただくように働きかけを行っています。その結果、98%が配属先の店舗での現地面接を行っています。

面接後には店舗見学も行い、管理薬剤師さんやスタッフの方々とコミュニケーションが取れる機会を用意しています。

人間関係にお悩みの方は、まずは自分に合う職場環境を探し出すアクションを！それが成長への一番の近道でもあるからです。

言い換えると、即戦力となる経験者よりも教育に手間暇のかかる若手や新人薬剤師さんの採用に力を入れている会社は成長しようとする勢いのある会社です。

例えば研修はたくさん用意されているけれど、薬剤師業務のスキルを高めるための研修ではなく、マナー研修であったりその会社の理念を叩き込むような退屈な研修が充実している会社もたくさんございます。

業務における知識不足が心配で教育制度の充実を望んでいる方は、ぜひOJT研修において直接教えてくれる教育担当者の教育スキルを確認してみて下さい。また、年齢の近いスタッフが同じ店舗や近くの店舗に複数いて、常に相談しあえる環境がある薬局に身を置くことも、知識不足を補う上で大切なポイントです。

これらを確認するためには、やはり配属先の店舗での現地面接が最も有効です。

前々から採用活動に力を入 れていて適正なコストでの若手採用に成功している会社、外来調剤だけに頼らず複数の収入源を確保できている会社など、業界の動きに乗って対策を取れていた会社はコロナ禍でもしっかりと利益を出しています。

適正な年収で、薬局の利益を多岐にわたり生み出す人材を採用できる会社、そのような人材を育てることができる会社がこれからは生き残ります。

つまり、採用において選考の基準が高まったということです。

遅かれ早かれ、診療報酬の改定や薬価差益が得られなくなる環境下で、従来の薬局経営では立ち行かなくなるのは分かっていました。
実はコロナの影響で、その時期がたまたま早まっただけなのです。

要するにコロナが落ち着いたとしても選考の基準が下がることはなく、今の選考基準がベースとなります。

結論、コロナは未来の調剤薬局の姿を今私たちに見せてくれたのです。これからは薬局の利益につながる仕事をどれだけできるかが、薬剤師として生き残るために、そして自身の年収を上げていくために最も重要なことなのです。

また有給の取得については、データとして「◯%有給取得実績あり」と明記されている薬局の方が信頼性があります。
ただし、労働時間が週40時間に満たない場合に有給を割り当てられたり、季節性の高い科目の薬局では、暇な時期に自動的に有給がシフトに組み込まれたりするケースもありますので、事前に詳細について確認する必要があります。

しかし、こういった求人情報だけでは知り得ない労働条件の深掘りを面接時に行うとマイナスポイントになってしまうのが実情です。

結論、労働条件に関わる細かな疑問については、転職のプロであるコーディネーターに全てお任せするのが一番の方法です。

ただし、昇給率や額においては、明確な基準を外部に公表している会社はほとんどないのが実情です。

その答えは明確で、全社員一律で昇給率が決まっている会社が少ないからです。

個々人の成果、周りの評価、店舗の利益、会社全体の利益など様々な要因により昇給額が決定します。

よって、一番知りたいことだと思いますが、入社時に昇給についての詳細を確認する事は難しいのが実情です。

しかし、面接時に社長と直接お話しする機会がある中小規模の薬局であれば、社長のお給料に関する考え方やスタッフへの思いに触れる機会は存分にあります。

利益を社員にしっかりと還元してくれる社長の会社で長期的に勤続をすることが、生涯年収を高める1番の近道かもしれません。

ちなみに年収の水準は大手よりも中小の薬局の方が高いですよ！毎月一泊二日の旅行に行けるくらい違うかもしれません。是非、参考にしていただければと思います。