薬剤師国家試験勉強法

【薬剤師国家試験勉強法】残り1カ月でどのような勉強をしたのか

アフィリエイト広告を利用しています

どーも、第103回薬剤師国家試験に合格した薬剤師のひゃくさんです。薬剤師国家試験まで残り少なくなってきましたね。

最後の模試も終わると残り一カ月いよいよ最後の締めくくりの時期に入るわけですが、どうやって勉強したらわからない!という人も多いと思います。

そんな中 Peing -質問箱-にてこのような質問が届きました。

いつもブログを拝見して、同じような悩みを抱えた学生がいることに安堵しています。 さて、全統一の3回目から本番の点数の伸びが目覚しいのですが、その間の1ヶ月間は具体的どのようなお勉強をなさったのですか? 参考にしたいので教えてください。

一応質問箱にて回答はしたのですが、今回は残り1カ月で僕が何をしたのかより詳しく書いていきたいと思います。

※決してこれをすれば受かるというわけではなく、人それぞれ自分に合った勉強法があると思うので、参考程度にしておいてください。

薬ゼミ統一模試Ⅲの結果

薬剤師国家試験の1カ月前には薬ゼミの最後の統一模試があります。残り一カ月の勉強法を決めるにあたり、この結果は非常に大事になってくるので、まずはどのような結果だったのか見ていきましょう。

以前の記事にも書いていますが、薬ゼミの最後の模試では合格点である225点をを目指しながらも2点足りず223点という結果でした。

もう少し詳しく見ていくと、

  • 必須:65点
  • 理論:57点
  • 実践:101点
  • 合計:223点

という結果でした。

スポンサーリンク

薬ゼミ統一模試Ⅲの結果から何をしないのいけないかを考えた

この点数から残りの時間で何をしないといけないかを考えた時に、足切りにはかかっていないものの必須の点数が低いと思いました。

では次になぜ必須の点数が低いのか考えたところ、分かっているつもりでいる領域が多いという問題点があげられました(きっとこのような人は多いと思う)。

ではさらに今度はその対策として何をしないといけないかを考えます。僕はその結果として青本をもう一度全部読みなおすことにしました。その中でも特に平均点を切っていた法規・制度と病態・薬物治療を中心に(詳細は以前の記事を参考に)。さらに苦手意識のある衛生と化学により力を注ぐことにしました。

みなさんも僕と同じように

  1. 何が足りていないのか、問題点を抽出
  2. なぜ出来ていないのか、原因を考える
  3. その原因から、対策を考える

という風に、簡単ですので少し考えてみると薬剤師国家試験合格への道が見えてくるかもしれません。

また力を入れる教科ですが、模試で点数が悪かった教科(客観的評価)と自分が苦手意識を持っている教科(主観的評価)にするといいと思います。個人的にはその中でも模試で点数が悪かった客観的にあなたに足りていない教科により力を入れるといいのではと思います。

青本をどのようにして読んでいったか

一言で青本を読むといってもどのように読むかは人それぞれだと思います。僕が実際にやっていた方法を紹介したいと思います。

僕の勉強法のポイントは大体こんな感じです。

  • 前から順番に読んでいく
  • 確認問題や練習問題はすぐに解かない
  • 分からないと思ったらすぐに調べメモする
  • 他の教科と関連付けれそうなところはその都度関連付ける
  • その日のノルマを決めておく
  • 余裕があれば余白の細かいところも読んでみる

ではそれぞれどういう意味か見ていきましょう。

前から順番に読んでいく

ここはポイントというか自分の進捗が見れるということと勉強していないところの抜けがなくなるという利点から、前から順番に読んでいきました。

青本は大体最初に基本的な知識を与えてくれ、その知識をもとに後々記述されているので前から読んでいくと理解しやすいかと思います。

確認問題や練習問題はすぐに解かない

青本は領域ごとに確認問題や練習問題を用意してくれています。僕はこの問題を領域を読み終わった後にすぐ解くのではなく、2つの領域をさらに読み終わった後に戻って得という方法を取っていました。

薬理の青本を例に挙げると、

  1. 4.4の「中枢神経疾患治療薬」を読む。
  2. すぐに確認問題、練習問題を解くのではなく次の4.5「精神疾患治療薬」と4.6「脳循環代謝改善薬及びその他の中枢神経作用薬」を読む。
  3. その後4.4「中枢神経疾患治療薬」の確認問題、練習問題を解く。

という流れです。

なぜこのような勉強法を取っているのかというと、領域を読んだ直後はなんとなく覚えていたとしても問題が解けてしまい、本当の自分の力になっていないのではと思ったからです。

一つの領域を読んだ後に、さらに二つの領域を読むことで時間を空け、確認問題・練習問題を解くことでより自分の力にしたかったというわけです。

二つも領域を挟むとさっきまで覚えていたことも簡単に忘れてしまっていることがあるのでかなり効果的だと思います。

分からないと思ったらすぐに調べメモする

青本は本当にわかりやすく書かれていますが、なかにはどうしても理解できないものもあります。わからないところは飛ばしてしまおうという気持ちは分かりますが、一旦調べてみることをオススメします。

調べ方は学校で使っていた教科書でもいいし、ネットでも構いません。青本ではわからなかったことも意外とほかの媒体だとわかりやすかったりもするのでお勧めです。

そして調べた内容は青本の該当箇所にしっかりメモするようにしましょう。今後同じことを調べる手間をなくすためにも、復習の時に目につかせるためにもメモしておくことは重要だと思います。

他の教科と関連付けれそうなところはその都度関連付ける

個人的な意見ですが、薬剤師国家試験のポイントの一つとして如何に教科の境をなくし総合的な知識として考えられるかというものがあると思います。というのも薬理や生物、薬物治療などの教科はひとつひとつ独立したものではなく、生物の知識の上に薬理。またその薬理の上に薬物治療といったようにそれぞれは関連しているのです。

他にも衛生だったり、薬剤だったり。教科こそ分かれているものの知識を区別せず総合的に見る力を持った方がいいと思います。

ですので、一つの教科を勉強するにしても他の教科と関連付けれそうなところは他の青本を開き積極的に関連付けていきましょう。その方がより知識がつくと思いますし、二つの教科を同時に勉強しているので時間の効率化も図れます。

僕は机にたくさんの青本を開いて勉強していましたねw

その日のノルマを決めておく

薬剤師国家試験勉強の敵はなんといってもモチベーション。ですので僕はその日の勉強のノルマをあらかじめ決めて勉強に取り掛かっていました。

例えば今日はここのページまで読むぞ。とか、ここの領域を完璧にするぞ。とか何でもいいです。そのノルマを達成すれば達成感も味わえますし、モチベーションがなくてもそこまではやろうという気持ちにもなれると思います。

ポイントとしてはあまり無理な目標を立てないこと。できなかったときにモチベーションがかなり下がってしまいますからね。

一気に大きなノルマを課すのではなく、毎日コツコツと。それが大事だと思います。

余裕があれば余白の細かいところも読んでみる

これは余裕がある人でいいと思いますが、余白にある細かいところまで読んでみましょう。おそらくそこに書かれている内容は近年の薬剤師国家試験で出題された内容で、今後出る可能性のある薬剤などが含まれています。

薬ゼミの講義を数回受けましたが、講師の方がポイントを押さえてくれた時に余白の内容も意外とポイントとして含まれていたので、端っこに書かれていても重要なんだなと思いました。

薬剤師となった今改めてみると、確かに大事だなぁと思うことも書かれているのでできれば読むことを勧めます。

薬剤師国家試験一週間前は過去問を解いていた

基本的には青本を読むことに専念していましたが、直前一週間は薬剤師国家試験の過去問を解いていました。実はそれまで過去問には手を付けていなかったのです。

なぜ一週間前まで手を付けていなかったのかというと、直前の知識がある程度完成された状態で挑みたかったからです。自分が実際どれだけの点数が取れるのか、もしそこで合格点を取れれば安心とともに自信がつきますよね。取れなかったらどんなことになるか分かりませんけどw

実際に過去三年分(100回、101回、102回)を解きましたが、どれも合格点を超えることができました。結果論かもしれませんがこれで結構自信がついたと思います。

まぁ、青本は過去の国家試験をもとに作られていたり、練習問題に過去問を使っていたりするので本当の実力かは分かりませんが、少なくとも自信にはなりましたね。

寝る前には漢方のゴロを覚えていた

これは特に話さなくていいかもですが、僕は寝る前に漢方のゴロを覚えていました。寝る直前に頭に入れてそのまま布団に。目を瞑りながら頭の中で繰り返します。

意外とこれを毎日続けていたおかげで漢方や生薬に強くなった気がします。日中に勉強で時間を当てることができなくても寝る前の時間をコツコツと続けることで結構な勉強量になると思います。

それに寝る時ってどうしても嫌なことを考えたり不安になったりしますよね。それも少しは予防できるんじゃないかと思います。頭の中でゴロを繰り返しているうちにスヤスヤ。起きたら次の日。悩む暇なんてありませんね!w

この勉強法で一カ月でどれだけ伸びたか

ってなわけで、このような勉強法で1カ月過ごしたわけですが、一体統一模試Ⅲの結果からどれだけ伸びることができたのか。

自己採点ではありますが第103回薬剤師国家試験の結果は268点でした!

それぞれ詳しく見ると

  • 必須:80点(15点UP)
  • 理論:77点(20点UP)
  • 実践:111点(10点UP)
  • 合計:268点(45点UP)

という結果でした。

これまで紹介した勉強法で薬ゼミ統一模試Ⅲから45点あげることに成功しました。もちろん僕の勉強法がすべてではないです。僕の勉強法を参考にしながら自分に合った勉強スタイルを確立させてください。

今回は勉強法についてまとめていきましたが、僕が一番大事だと思っているのは過去の質問コーナーでも述べている「気持ち」です。

残り1カ月。もちろん辛いとは思いますが残りの時間を諦めたり油断したりせずにいかに頑張れるかです。

後悔のないように精いっぱい頑張りましょう!

ABOUT ME
ひゃくさん
現役で国立薬学部を卒業し第103回薬剤師国家試験を上位1割の順位で合格。病院で働く薬剤師。薬剤師国家試験合格までの経験や薬剤師として学んだ事感じた事をブログやTwitterで発信しています。Instagramフォロワー10万人
第109回薬剤師国家試験を受験する方へ

アフィリエイト広告を利用しています

第109回薬剤師国家試験を受験する方で、まだ就職先が決まっていない人は「arp(アープ)」の就職個別相談会をおすすめ
専任のコーディネーターが希望をヒヤリングして就職先を紹介してくれます!
もちろん無料です!!

\第109回薬剤師国家試験受験者へ/

4月入社に間に合う!
就職個別相談会