体験記

【第104回薬剤師国家試験】受験者の体験記を紹介するよ!

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ひゃくさん
ひゃくさん
どーも、病院薬剤師のひゃくさん(@sansigoi)です!

2019年2月23、24日には第104回薬剤師国家試験が行われました。受験者はいろんな苦労をし、いろんな気持ちをもって挑んだことでしょう。

今回は第104回薬剤師国家試験の受験生から体験記をいくつか頂きましたので、紹介したいと思います。

今後薬剤師国家試験合格を目指す人たちは是非参考にしてみてくださいね。

1番大事なのはその日のうちに見直すこと

Aki Ogasawaraさん(@632sKNVtLQQZKVn)より

薬ゼミ模試は

  • 統一①128
  • 統一②200
  • 統一③218

で104回は必須77理論56実践104で合計237でした。

僕の大学では8月後半から薬ゼミの講義があったのですが、僕自身は学会があったので10月中旬から本腰入れて勉強を始めました。
統一①→②の期間は講義の復習と領域別問題集だけをやっていました。(これだけでもしんどい)

領域別のやり方としては、問題を解いてダメだったところにチェック、合っていたけど、解説に知らない知識があるところにマーカーをひいて、帰りの電車でダメだった問題をもう一度解いて、マーカーの引いたところをもう一度読み直す作業をしていました。
たぶんこの復習の作業が1番重要だったと思います。

統一②→③の期間では100.101.102.103回の過去問を解くのと、青本の読み直しをしました。
領域別で問題をやってるのでこの時は青本の問題はやってません。(9〜11月の講義の復習の時にはやってました。)

できる限り青本の中で暗記をしていこうと思いましたが、重要なところであったり、覚えきれないところは、貼ったり剥がしたりできるメモに記入してノートに貼り付けていました。
これも帰りの電車でもう一度見直して、数日後にも見直して、もう覚えたと思ったら別のノートに貼り直して、まだ覚えてないメモが貼ってるノートとなんとか覚えたメモが貼ってるノートに分けました。

覚えてないノートを中心に見直して、覚えたノートはたまに見直す感じで勉強していました。

直前期もそんな感じで、国試前日はなにやれば良いかわからず、とりあえずリラックスしていました。

104回の感想は体感ではかなり難しく感じました。
蓋をあけてみると例年よりも平均は高いようですが、臨床の現場を想定した問題が多く、考えさせられる問題も多かったです。

国試対策で過去問ありきの講義を受けてきたので過去問はスラスラ解けて280ぐらい取れていたのですが、本番はやはり初見ばかりで焦りました。
もうすこし落ち着いていれば数点は上がったのに、と思いますが、それは仕方ないことです。

まとめると、国試対策の序盤は講義の復習と問題演習で、そこそこ点数は伸びると思います。

友人は、講義に出ずに問題演習のみで大幅に点数アップさせた人もいます。
国試対策後半(1月ぐらい)からは青本で細かい知識を確実にしていき、できれば自分の頭の中で問題を作って、こう聞かれたらこれ、といったようにすると対応力が上がると思います。

この時にも、問題演習を行い、できれば過去問は97回から解いて模試の復習もやった方が良いと思います。

僕が104回で237までしか伸びなかったのは国試対策後半で問題演習を疎かにしてしまったところにあると思います。

問題演習は解けば良いというものでもなく、解説までしっかり読んで、別の問われ方をした時にも対応するつもりでやらなければいけないので、時間はかかります。

なにはともあれ、1番重要なのは1日にやった勉強をその日の最後に見直すことだと思います。

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一番大事なのはメンタル

匿名さんより

135(統一1)→169(統一2)→179(統一3)→244(国試自己採点)という経過を辿った者です。

模試では常に必須で足切りでしたが本番は8割取れてました。知識ももちろん大事ですが、1番大事なのはメンタルだと思います。

薬ゼミを信じる

匿名さんより

私の学校は、他の大学に比べて薬ゼミの授業が多いと言われていて、学校の授業以外は薬ゼミの授業が入っていました。

私が1番よかったと思ったのは、薬ゼミの先生に言われて、冬休みはひたすら実務、病態、薬理の領域別を解いたことです。これで実務が安定して70点以上取れるようになりました。

あとは、薬ゼミを信じて問題を解くこと、薬ゼミの授業で書き込んだ青本を読むことがオススメです。 当日、1日目が終わった時点で、体感的には落ちたと思ったので、(採点はしなかった)また来年か…と落ち込みましたし、模試とは全然違うように感じたので、1年、何をすればよかったのかと思いましたが、いつも以上にとれていたので、諦めずに頑張ってください。

物化生は、夏までにある程度終わらせておいたほうがいいです。

留年経験者の人達に伝えたいこと

青緑のクリーチャーさん(@simic_ky)より

自分は留年せずに6年生まで辿りつき、104回の国試で合格できそうな点を取ることができました。
しかし、留年して6年生に進級した学生も多く、卒業試験にも受からない人がたくさんいました。
その中には長い付き合いの先輩や、仲のいい人もいました。
なので105回の国試に向けて、留年経験者の人達になにか伝えられることはないかと思い、今回の体験記を書きました。

自分の学校では、留年経験者はストレート進級者よりも早い段階(4月ごろ)から国試の対策授業が始まります。
しかし、9月に入ってストレート進級者が勉強に力を入れると、模試の成績下位者のほとんどを留年経験者が占めるようになります。
このことから、単に時間を多めに取って勉強するだけでいい結果が出るわけではないことがわかります。
効率の良い勉強法や自分に合った勉強法を知らない人は、早めに見つけ出しておく必要があると言えます。

また、他人と同じ勉強量、効率で他人と同じ結果が出せると思っている人が意外と多いと感じました。
9月以降の国試対策のカリキュラムは留年経験の有無を問わず共通のものなのですが、多くの留年経験者が、留年したことがない人と比べて成績が伸び悩んでいました。
留年して6年生まで辿り着いた人の大半は、ストレート進級者よりもその辺苦労すると思うので覚悟を決めてください。
模試Ⅰでは中位程度の成績だったのが、模試Ⅱ〜Ⅲでも伸びないどころか下がっているケースもありました。

ストレート進級者と同じように成績を伸ばすためには

  1. 留年せずに進級できた人の勉強法を参考にする。
  2. その人達がどのくらいのことを理解しているのかをわかっておく。

この2つのことが大事だと感じました。

1については、青本を見るだけで問題を解かない勉強法をする人がいます(私もそうでした)。
しかし定期試験ならともかく国試は出題範囲が広すぎて覚えてられません。
ちゃんと問題を解くことをベースに進めていくのがオススメです。
まわりのストレート進級者も、問題を解くことを中心に勉強していました。

あとは過去問は早いうちに解くのがいいです。
模試でも過去問で聞かれた内容を少し変えたりした問題を時々見かけたので…。
定期試験なら、突破するために過去問をどこからか入手して手をつける人は多いのですが、なぜか国試になると過去問には手をつけずに参考書ばかり見る人がいます。
不思議ですね。

2については、皆がわかっていることはちゃんと自分もわかっておこう、という話です。
104回の問-156(利尿薬の作用部位と機序の問題)を、留年経験者の人に見てもらったのですが、その人は4(インダパミド)を正解だと気づけませんでした。
インダパミドをループ系利尿薬と同じ機序だと思っていたそうです。
しかし国試を受けるなら、その手の「同系統の薬と少し違う機序示すやつ」は優先して覚えるべきであり、ストレート進級者はほとんどが覚えているといっても過言ではありません。
(インスリン抵抗性改善作用のあるグリメピリド…LだけでなくTも止めるアゼルニジピン…Kチャネル開口するニコランジル…)

特に国試は新卒合格率は8割近いため、新卒合格者のほとんどが解ける問題を間違えるのは危ないです。
周りの様子を見て、「え!皆このレベルの問題普通に解ける!?なら︎自分もわかっとかないと!」「この辺の知識は皆知らないからそこまで深くやらなくていいかな…」というのをちゃんと見極める必要があります。
そして皆が解ける問題をきっちり合わせられるようになるなら、模試の点数は自ずと伸びていくはずです。

最後に、勉強続けていくとしんどい時期がくると思います。
特に直前。留年経験の有無問わず。折れてはいけません。
ここまで頑張って勉強したんだからわからない問題は皆わからないさ…と開き直るのも1つの手です。
最後まで諦めずに勉強を続けてください。

自分自身、大学に入った頃から留年してきた人がたくさん周りにいて、その人達がどういう風に勉強して、国試をどう受けてきたかをたくさん見てきたつもりです。
皆手を抜かずにやって、そしてほとんどが決していい結果ではなかったからこそ、このような体験記を書きました。

最後に

薬剤師国家試験受験者の様々な声が聞けましたね。

体験記を提供してくれたみなさん、本当にありがとうございました!

ABOUT ME
ひゃくさん
現役で国立薬学部を卒業し第103回薬剤師国家試験を上位1割の順位で合格。病院で働く薬剤師。薬剤師国家試験合格までの経験や薬剤師として学んだ事感じた事をブログやTwitterで発信しています。Instagramフォロワー10万人
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