第105回薬剤師国家試験

【薬剤師国家試験合格基準まとめ】相対基準になってからの合格点と合格率は?第105回薬剤師国家試験の合格点基準は?

  • 薬剤師国家試験の合格基準を知りたい
  • 相対評価になってからの合格点を知りたい

この記事はこういった悩みを抱えた薬学生向けの記事です。

ひゃくさん
ひゃくさん
どーも、病院薬剤師のひゃくさん(@sansigoi)です!

薬剤師国家試験の合格基準は年々変わってきており、第101回薬剤師国家試験では相対基準の導入、第104回薬剤師国家試験からは禁忌肢問題が導入されました。

今回は公表されている情報をもとに、新たな合格基準、過去の合格基準、さらに相対基準となってからの合格点と合格率をまとめてみました。

現在の薬剤師国家試験がどのようになっているのか、第105回薬剤師国家試験の合格基準はどうなのか、みなさんにの参考になったらなと思います。

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第105回薬剤師国家試験の合格基準は?足切りは?

第104回薬剤師国家試験からの合格基準(第105回薬剤師国家試験含む)は平成30年8月に厚生労働省から公表された「新薬剤師国家試験について」の一部改正についてにこう記されています。

以下のすべてを満たすことを合格基準とすること。なお、禁忌肢の選択状況を加味する。

① 問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること。

② 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること。

新薬剤師国家試験について-厚生労働省

これによると足切り基準は必須問題を70%以上かつ、それぞれの科目を30%以上取ることとされてます。

薬剤師国家試験の各科目の問題数はこのようになっています。

科目 必須問題 薬学理論問題 薬学実践問題 出題数計
物理・化学・生物 15問 30問
15問
(複合問題)
60問
衛生 10問 20問
10問
(複合問題)
40問
薬理 15問 15問
10問
(複合問題)
40問
薬剤 15問 15問
10問
(複合問題)
40問
病態・薬物治療 15問 15問
10問
(複合問題)
40問
法規・制度・倫理 10問 10問
10問
(複合問題)
30問
実務 10問
20問

65問
(複合問題)
95問
出題数計 90問 105問 150問 345問

このような点数配分ですので、足切りにかからないようにするためには必須問題で以下の点数を取らなければならないことになります。

足切りにかからないための点数

  • 物理・化学・生物:5点以上
  • 衛生:3点以上
  • 薬理:5点以上
  • 薬剤:5点以上
  • 病態・薬物治療:5点以上
  • 法規・制度・倫理:3点以上
  • 実務:3点以上
  • 合計:63点以上

総合の合格点に関しましては相対基準により決められるので、第105回薬剤師国家試験の合格点は合格発表がある令和2年3月24日までわからないということになります。

合格発表がありました。

第105回薬剤師国家試験の合格基準

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

  • 全問題の得点が426点以上
  • 禁忌肢問題選択数は2問以下
  • 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上
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絶対基準だった第100回以前の合格基準

そもそも、相対基準になる第101回薬剤師国家試験より前の合格基準はどのようなものだったのでしょうか。

第100回薬剤師国家試験までの合格基準は以下のように設定されていました。

以下のすべてを満たすこと。

1 全問題への配点の65%を基本とし、問題の難易を補正して得た実際の総得点以上であること

2 一般問題について、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の35%以上であること

3 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の50%以上であること

現在の必須問題以外にも一般問題に足切り基準があり、さらに全体の65%以上(225点)を取れば合格という絶対基準の試験でした。

第101回~105回までの合格点と合格率

結局のところ相対基準となった今、合格発表まで合格点が何点になるのかは分からないのですが、これまでの薬剤師国家試験の合格点を知ることで、ある程度の合格点の予想を立てることができます。

なので、相対基準となった第101回薬剤師国家試験からの合格点と合格率を調べてみました。

第101回薬剤師国家試験合格基準、合格者数、合格率

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

全問題の得点が446点以上(問題数で223問)

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

※解なし1問、複数解1問

  • 受験者:14,949名
  • 合格者:11,488名
  • 合格率:76.85%

第102回薬剤師国家試験合格基準、合格者数、合格率

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

全問題の得点が434点以上(問題数で217問)

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

※解なし4問

  • 受験者:13,243名
  • 合格者:9,479名
  • 合格率:71.58%

第103回薬剤師国家試験合格基準、合格者数、合格率

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

全問題の得点が434点以上(問題数で217問)

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

※解なし1問、複数解4問

  • 受験者:13,579名
  • 合格者:9,584名
  • 合格率:70.58%

第104回薬剤師国家試験合格基準、合格者数、合格率

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

全問題の得点が450点以上(問題数で225問)

禁忌肢問題選択数は2問以下

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

※解なし1問、複数解2問

  • 受験者:14,376名
  • 合格者:10,194名
  • 合格率:70.91%

第105回薬剤師国家試験合格基準、合格者数、合格率

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

全問題の得点が426点以上

禁忌肢問題選択数は2問以下

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

※複数解1問

  • 受験者:14,311人
  • 合格者:9,958人
  • 合格率:69.58%

薬剤師国家試験は1問2点なので合格点が400点を超える数字となっていますが、1問1点で計算すると、相対基準となってからの合格点は第101回が223点、第102回と第103回が217点、第104回が225点、第105回が213点となっています。

また相対基準となってからの合格率は第101回が76.85%、第102回が71.58%、第103回が70.58%、第104回が70.91%、第105回が69.58%となっています。

薬剤師国家試験は合格基準だけでなく出題傾向も年々大きく変わってきています。
それぞれに対応していくのは簡単ではないでしょうが、しっかりついていくしかなさそうです。

ABOUT ME
ひゃくさん
ひゃくさん
現役で国立薬学部を卒業し第103回薬剤師国家試験を上位1割の順位で合格。災害拠点病院で働く薬剤師。薬剤師国家試験合格までの経験や薬剤師として学んだ事感じた事をブログやTwitterで発信しています。ブログ月間最高10万PV、Twitterフォロワー数2500人突破しました。