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どーも、病院薬剤師二年目のひゃくさん(@sansigoi)です!
薬剤師一年目は、目指してきた職に就くことができ、その薬剤師としてのやりがいを感じたり、命の尊さを感じたり。はたまたなぜこの職に就いたのか、薬剤師とは何なのかという自問自答を繰り返したり本当に人生の中で大きな一年になるでしょう。
僕も一年目にはいろんな経験をして、いろいろ考えてきました。そして一年間薬剤師として働いてきて、何より大事だなと思ったことは自ら学ぶ姿勢を持つことでした。
僕が一年間通してこれはやっておくべきだ、やっておくべきだったなと思ったことをまとめていきたいと思います。
薬剤師一年目は、とにかく学ぶ姿勢を持て
これからいくつかやっておくべきことを述べていきますが、そのほとんどは「自己研鑽」という言葉に集約されます。
これまで僕たちは義務教育を終え、高校に通い、薬剤師になるために大学で学んできました。しかしそれらのほとんどは学ぶ環境が整った、極端に言えば勉強させられていたような環境だったと思います。
ただ、薬剤師(社会人はどの職でも同じと思うが)は自分から学ぶ姿勢がなければ、だれも教えてくれないし、薬剤師として全く成長できないでしょう。
僕はこの一年、特に最初の方は仕事以外の場で全く勉強をしていませんでした。収入を得たことにより、遊びほうけていたのです。しかし、半年過ぎたあたりからある疑念を抱いたのです。全く成長できていない。むしろ後退しているのではないか・・・と。
薬剤師国家試験の勉強をしていた時の知識がほとんど欠如していたのでそう感じましたね。薬剤師として臨床の場で働きだして思ったのは、今の薬剤師国家試験の知識はかなりハイレベルだということです。
そんなハイレベルな知識を身に着けたはずなのに、全く勉強しなかったために僕の知識は滑落していき、低レベルな薬剤師を誕生させてしまったのです。
僕は良くも悪くも半年で自分の低レベルさに気付き、そこから自己研鑽をすることができました。今ではその時よりちょっぴりレベルの高い薬剤師となり、以前は持つことのなかった様々な思考ができるようになりました。
薬剤師国家試験合格がゴールではありません。一年目は特に、自ら学ぶ姿勢を持ちましょう。
薬剤師一年目は、とにかく調べろ
自己研鑽の方法として一番手っ取り早いのが分からないことをその都度調べるということでしょう。薬剤師1年目は本当にいろんなことに出会います。勉強してきたこと、聞いたこともないようなこと、そしてそれらは突然目の前にやってきます。時には処方箋上で、時には患者さんからの質問で。
その出会ったものの中で分からないことはとことん調べる。最初は用法用量であったり、その病気のことだったりと基本的なことかもしれません。それでも調べる。そこで調べて知識を培っていくことで、もっと成長することができます。
一番いけないのが分からないままにしておくこと。全く成長できないし、もしかしたら重大なアクシデントを起こすことになるかもしれません。
新人で起こしがちなこととして、患者さんからの急な質問に慌てて答えてしまうことがあります。絶対なる自信があればいいですが、なんとなくやあいまいな感じで答えるのはNG。患者さんを待たせてでも必ず一度調べましょう。患者さんを、そしてあなたの人生を守るためにもすごく大事なことです。
そしてそれらを調べるツールなんですが、使う頻度が多いのはおそらく医薬品集でしょう。「今日の治療薬」や「治療薬マニュアル」などたくさんありますが、僕は持ち運ぶ機会が多いので「ポケット医薬品集」を持っています。
白衣にも入るのでその点はいいですが、情報量やまとまり方は他の医薬品集に劣ると思うので買うときはしっかり調べて買うべきでしょう。安くはないのでね。
もし業務中にスマホを使うことが許されている職場であれば無料で使える「ヤクチエ」というアプリが凄く便利です。
ヤクチエ添付文書
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ヤクチエは添付文書以外にも、検査値を調べることのできるものや、早見表などのアプリもあるのですごく便利ですね。ただリクナビに無料登録しないと使えないので、それが嫌な人には向かないかもしれないです。
薬剤師一年目は、とにかく先輩に聞け
自分で調べて分からないことがあれば先輩に聞きましょう。注意しておきたいのは「自分で知らべて分からない時」です。何でもかんでも先輩に聞いてしまっては自己の成長も遅くなってしまいますし、なにより先輩との関係性も悪くなるかもしれません(質問されるのが好きな先輩もいる)。
先輩が知っていれば問題は解決できるし、もし知らなかったとしても一緒に考えてくれることで自分の成長だけでなく、先輩の成長にもつながります。←これ大事(僕も最近新人に質問されることでより成長しています)
なにより先輩の知識は本当に貴重です。こんなこと質問したら馬鹿と思われるな~と思わずに思い切って質問してみましょう。添付文書から得られない知識を多く持っています。時には患者さんへの服薬指導の仕方、時には薬の用法だったりとたくさんの知識を持っているので、分からなかったら必ず質問しましょう。
薬剤師一年目は、とにかく同期と話せ
同期は本当に貴重な存在です(同じ職場ではなくても、大学の同級生だったり)。同じレベルで話すことができるし、質問もしやすい。さらに議論することでお互いのれべれを高め合うこともできます。
「今日はこんなことがあってね」とか自分が学んで驚いたこと、印象に残ったことはアウトプットしてみてもいいかもしれませんね。自分はこう考えたとか、同期はこう考えているんだとか、いろんな知見が得られてすごく楽しいですよ!
薬剤師一年目は、とにかく勉強会に参加しろ
勉強会は自分の興味に関係なく様々な領域のものが定期的に行われているので参加しましょう。同じ病態の話でも話し手が違えば(医師と薬剤師など)、その違った視点の意見を得ることができ、さらに多面的に物事を考えることができるようになります。
中には内容の難しいものもありますが(そんな時はとことん眠くなるよね)、そんな時でも少しでも自分に役立つ情報を盗んでいきましょう。
実際に僕は病院薬剤師会の勉強会だけでなく、医師や看護師も参加する病院内の勉強会に積極的に参加しています。質疑応答の内容を聞いているだけでもこんな視点から考えているんだなということを知ることができ、今後多職種と関わる時にとても役立つと思いますよ!
薬剤師一年目は、とにかく本を読め
さらに自己研鑽をするために僕は本を読むことを強く強くお勧めします。本を読むことのメリットを僕は大きく2つ考えています。
- 普段出会うことなない知識を得られる
- 著者(先輩薬剤師や医師など)の経験・考え方を知ることができる
一つ目は普段出会うことのない知識を得られるということ。先ほど述べたように出会ったものをその都度調べていく方法でもかなりの知識は身につきますが、出会えない症例や薬も同じくかなり多いと思うんです。しかし本を読むことでそれらの症例や薬についても知ることができる。経験値を増やすことができます。
普段出会うことない症例のことについて知っておくだけでも、いざというときに役立つだろうし、ジェネラリストとしての幅を広げることもできるでしょう。門前薬局や、病棟に上がりだすと専門性が上がる代わりに幅広い知識が薄れていくこともあるので積極的に読んでいきましょう。
二つ目は著者(先輩薬剤師や医師など)の経験・考え方を知ることができるということ。薬剤師として1年間働いていると、情報や知識はあるのにそれをどう活かしていいのか分からないことが多々ありました。薬剤師国家試験で得た知識も活かすことのできないまま無駄になっているものも多かったです。
また、臨床の現場では添付文書には載っていないような慣例で処方されるものもあるので、そんなことを新人が知っているわけありませんよね(中に入るかもしれないけど)。
さらに薬学部に在学しているうちは参考書を前にしていましたが、臨床の現場では参考書ではなく患者さんです。思った通りに行かないことも本当に多いです。そんな時に頼りになるのは先輩の経験。そしてそれを簡単に得ることができるのが本だということです。
ここで僕が新人の時に読んでためになったなと思った本を2つ紹介したいと思います。まず一つ目が、「薬の比較・使い分け100」。
薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100 [ 児島 悠史 ]
この本は同効薬が実際の現場でどのように選択されているのか、どのような違いがあるのかなどを根拠をもとにまとめられており、薬剤師国家試験で勉強する内容より臨床的な考えが加えられています。
僕は本当に単純ですがこの本を読んだ次の日から昨日の自分より成長できた気がして、患者さんにより薬学的介入ができたと感じましたね。それくらいこの本は次の日から使えるような情報がたくさんまとめてあります。
そしてもう一つお勧めしたいのが「誰も教えてくれなかった実践薬歴」。
この本は薬の知識を学ぶ本ではなく、薬の知識をどう活かすかというところにフォーカスされています。僕は1年目が終わる直前くらいにこの本を読んだのですが、今までの自分が行ってきた薬学的介入の考えを一変してくれるくらいの影響を受けました(僕はつくづく影響されやすいw)。
薬歴のクオリティなんて良くも悪くも自分次第なので、このようにどうすればより良い薬歴となるか、薬学的介入ができるかを示してくれる本を読んで本当によかったと思っています。
山本雄一郎先生はいくつか本を出版されていますが、「実践薬学」はまだ読んでいない(あれ高いんだよね)ので読んでみようかと思っています。
薬剤師一年目は、とにかく将来のビジョンを持て
自分が今後どのような薬剤師になりたいのか、もしくはどのような人生を歩んでいきたいのかしっかりとしたビジョンを持ちましょう。
何かの認定薬剤師になりたいのであれば先にその勉強をしておくべきでしょうし、薬局を経営したいなら薬の勉強だけではなく他の勉強もしなければなりませんね。
将来のビジョンを持つことで、無駄な時間や労力を減らすことができます。
薬剤師一年目は、とにかく自分を大事にしろ
最後に、とにかく自分を大事にしましょう。僕は幸運にも職場環境に恵まれ、自分を追い詰めるような思いはしていませんが、すべての職場で同じとは言い切れません。ある程度我慢しないといけないことはあるかと思いますが、自分を大事にできないほど追い詰められているのであればその職場を去る選択肢を持ちましょう。
運よく薬剤師は転職がしやすい環境にあります。転職しても給料面でも困ることはないでしょう。転職サイトもいくつかあり充実していますのでそちらに頼るのもいいかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。1年目には1年目にしかできないことがたくさんあると思います。学ぶことを忘れず、ともに成長していきましょう!
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