第106回薬剤師国家試験体験記|コロナ禍の勉強法と気分転換
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どーも、病院薬剤師のひゃくさんです。Twitter(現X)で第106回薬剤師国家試験の体験記を募集したところ、Mさんから連絡がありました。Mさんは、密を避けて自宅で勉強することが多く精神的にきつかったときに、このブログを読んでモチベーションにしていたそうです。来年もほぼ同じ状況になる後輩のために情報を共有したい、ということで、体験記を聞かせてもらいました。
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点数の推移 9月の統一模試Ⅰ215点から、統一模試Ⅲ239点、国試270点でした。
使った教材 回数別の過去問、青本、青問です。暗記系の科目は青本を2周ほど、青問は多い科目で4周しました。
ポイント 6月上旬に焦って始めたこと、苦手な薬理は寝る前に青本を眺めたこと、勉強ノートで勉強量を記録したことです。
模試と国試の点数は?
Mさんの模試と国家試験の点数です。模試の名前と点数は、Mさんの記録のとおりです。
| 時期 | 試験 | 点数 |
|---|---|---|
| 9月 | 統一模試Ⅰ | 215点 |
| 10月 | メディセレ | 204点 |
| 11月 | 統一模試Ⅱ | 239点 |
| 12月 | ファーマ(自宅受験) | 226点 |
| 1月 | 統一模試Ⅲ | 239点 |
| 国家試験 | 第106回 | 270点 |
いつから、どう勉強を進めた?
6月〜7月中旬:緊急事態宣言が明けて、焦って必須問題を解きまくった
緊急事態宣言が出ていた4月と5月は、毎日の学校の課題(30分ほど)とオンライン予備校に出席する以外、ほとんど何もしていなかったそうです。
6月に入って学校が始まりそうになったとき、宣言のせいで中途半端に終わった卒業研究を7月末までに論文にして発表しなければならないこと、オンラインだった授業の試験(必須科目)があることに気づき、急に焦って勉強を始めました。
6月後半から7月中旬には、必須科目の問題プリント(過去問ベースか、過去問そのもの)を解きまくり、とにかく量をこなしました。卒論と同時進行はかなりきつかったそうです。
回数別の過去問は、7月中旬までに第105回を1回分と、第104回の必須問題を終えた程度でした。法規は大学の試験があったので、第99〜105回を2周ほど解いています。
7月下旬〜:回数別を1日200問のペースで進めた
卒論が終わって1日中勉強できるようになった7月下旬から、回数別の過去問のペースを上げました。問題を隅々まで理解するより、どんな問題が出るのかを知るために、1日200問を目標にしました。ただし最初の頃は、ほとんど達成できなかったそうです。
この頃から勉強ノートを作り、1日にどれだけ勉強したかを記録しています。8月頭のステップアップ模試までに解けたのは、第105〜101回を1周まででした。
統一模試に向けて:予備校の授業で重要なところを知り、青本と青問を繰り返した
統一模試Ⅰの成績は、問題をたくさん解いたうえで予備校の先生の授業を受けたことで、その範囲の重要なところと、どの程度の理解が求められているかが分かりやすくなり、点数につながったとMさんは考えています。
この考え方のまま青本と青問を進め、暗記系の科目は青本を2周ほど、青問は多い科目で4周しました。薬ゼミ模試の復習は、時間がかかってもしていたそうです。
勉強ノートは作ってよかったそうです。ただMさんは0か100かで考えるタイプで、目標どおりにできないと自己嫌悪が強くなったため、着実にこなせる目標を立てることが大切だと話しています。
苦手科目やコロナ禍の苦労は?
薬理は、模試でいちばん成績が悪かった
Mさんは単純な暗記が苦手で、覚えていないと解けない問題が多い薬理は、模試でいちばん成績が悪い科目でした。
予備校の先生に相談すると、苦手な科目は見るのを避けがちだから、毎日は無理でも3日に1回でいいから見るように言われました。そこで、寝る前にパラパラと青本を眺めるようにしています。
血液系の薬は、それぞれの作用点がまとまった図が分かりやすかったので、付箋を貼っておいて、寝る前に眺めました。
気分転換ができず、勉強場所も家だけだった
Mさんがいちばん大変だったのは、これまでのストレス発散の方法ができなくなったことです。Mさんの大学は対面授業が早い時期に始まりましたが、夏まではオンラインでした。友達がどれだけ勉強しているか見えず、自分の勉強内容に常に不安がありました。
外出は控えなければならず、家で気晴らしをしても勉強道具が目に入るので、心からリフレッシュできません。勉強しないことへの罪悪感でいっぱいになることもありました。
勉強する場所が家しかなかったため、集中力とモチベーションを保ちにくく、精神的にきつかったそうです。
後輩へのメッセージは?
自分への負荷をいったんゼロにして、頼れるところは頼る
不安がいっぱいだと思いますが、今は一度、身体と心を休めて、自分にかかっている負荷をゼロにしたほうがいいとMさんは話しています。身体が疲れていると心も疲れ、心が疲れていると身体も疲れて、勉強の効率がかなり下がるからです。
国試まで約1年あるので、全力を出しすぎるとどこかでエネルギー切れになります。自分を追い詰めすぎず、頼れるところはすべて頼って、自分のケアに努めてください、という内容でした。
よくある質問
第106回の国家試験で270点を取ったMさんは、いつから勉強を始めましたか?
6月上旬からです。4月と5月は毎日の課題とオンライン予備校の出席だけで、卒業研究と必須科目の試験が迫ってきたことに気づいて、6月に急いで勉強を始めました。
Mさんは苦手な薬理をどう勉強しましたか?
予備校の先生から、苦手な科目は3日に1回でもいいから見るように言われ、寝る前に青本をパラパラ眺めました。血液系の薬は、作用点がまとまった図に付箋を貼って、寝る前に眺めています。
コロナ禍の勉強で、Mさんは何がつらかったですか?
これまでのストレス発散の方法ができなくなったことです。外出を控える必要があり、家では勉強道具が目に入ってリフレッシュできず、勉強しないことへの罪悪感もありました。勉強場所が家だけで、集中力とモチベーションを保ちにくかったそうです。

