国試の物化生対策|出題数60問と足切りライン
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どーも、病院薬剤師のひゃくさんです。薬剤師国家試験の物理・化学・生物(物化生)は、苦手な薬学生が多い分野です。でも、国試では全345問のうち60問を占め、必須問題の足切りにも関わります。厚生労働省の公式の資料をもとに、出題数、足切り、勉強の進め方をまとめました。
何問出る? 全345問のうち60問です(必須15問、一般・理論30問、一般・実践15問)。
足切りは? 必須問題の物化生は、まとめて1科目(15問)として判定されます。少なくとも5問の正解が必要です。
どう勉強する? まず必須問題の基礎を確実に取ります。苦手を後回しにしません。
物化生は、何問出る?
厚生労働省の区分表では、物理・化学・生物は、全345問のうち60問です。内訳は次のとおりです。
| 区分 | 問題数 |
|---|---|
| 必須問題 | 15問(物理5・化学5・生物5) |
| 一般問題(薬学理論問題) | 30問(物理10・化学10・生物10) |
| 一般問題(薬学実践問題) | 15問(物理5・化学5・生物5) |
| 合計 | 60問(物理・化学・生物で各20問) |
足切りは、どう判定される?
国試の合格基準には、「必須問題は、全体で配点の70%以上、かつ、構成する各科目で配点の30%以上」という条件があります。厚生労働省の区分表では、必須問題の物理・化学・生物は、まとめて1つの科目(15問)として扱われています。
1問2点15問で30点満点足切りは9点
配点の30%は9点なので、4問正解(8点)では足りず、5問正解(10点)が最低ラインです。ほかの科目が満点でも、物化生の必須がこのラインを下回ると、合格できません。ほかの科目(衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務)にも、同じ30%の条件があります。合格基準の全体は、合格基準まとめで解説しています。
「物化生まとめて1科目」という読み方は、厚生労働省の区分表と通知文からのものです。足切りの計算方法を直接書いた一文は、確認できませんでした。受験する年の合格基準は、合格発表の日に厚生労働省が公表します。
どう勉強する?
- まず、必須問題の15問を確実に取る: 足切りの対象になるのは、必須問題の物化生です。基礎的な問題が多いので、過去問の必須問題から始めます。国試クイズの分野別10問でも、物理・化学・生物を選んで解けます。
- 間違えた問題の理由を言えるようにする: 正解を覚えるだけでなく、なぜそうなるのかを、自分の言葉で説明できるようにします。
- 正答率の高い問題を、落とさない: 模試では、みんなが解けた問題で間違えたものを、最優先で復習します。薬ゼミ模試ガイドで、個人カルテの使い方を書いています。
- 苦手を後回しにしない: 計算問題や構造式が苦手でも、必須の15問は、基礎的な内容を問う問題が中心です。時間のある時期から、少しずつ触れておきます。
全体の進め方は、国試までのスケジュール、使う本は、おすすめ参考書・問題集を参考にしてください。
ひゃくさんは、どう考えた?
第103回(2018年)の国試を受けたあとに書いた感想です。僕もこの3科目が苦手でしたが、苦手を徹底的にやる勉強のしかたで、直前にこの3科目をしっかり勉強しました。その結果、合格点を超えることができました。
薬理や薬剤、薬物治療は、過去問の知識だけでは解けない問題がありました。一方、物理・化学・生物は、ある程度確立された知識を問う問題が多く、準備した分が点につながりやすいと感じました。ほかの科目を捨てて物化生だけをやるのはおすすめしません。ただ、苦手だからと後回しにするのは、やめたほうがいいと考えています。
物理・化学・生物を、10問ずつ解く
必須問題の国試クイズでは、物理・化学・生物などの分野を選んで、10問ずつ解けます。間違えた問題は、苦手の復習に自動で貯まります。無料・登録なしで、スマホからも使えます。
くわしい条件
問番号の目安(第111回の正答表の科目欄から数えたもの)
| 区分 | 問番号の目安 |
|---|---|
| 必須問題 | 物理 問1〜5、化学 問6〜10、生物 問11〜15 |
| 一般問題(薬学理論問題) | 物理 問91〜100、化学 問101〜110、生物 問111〜120 |
| 一般問題(薬学実践問題) | 実務などの問題と混ざって出題されます |
配点は、第111回は1問2点で、満点は686点でした(採点から除外された問題があったため)。物化生の60問は、満点のおよそ17%にあたります。
物理・化学・生物の出題の範囲
厚生労働省の出題基準には、「物理は物理化学・分析化学、化学は医薬品や生体分子の性質と反応、生物は生体の構造と機能・代謝・感染症・免疫」という考え方が書かれています。大学の授業で言うと、物理は物理化学・放射化学・分析化学、化学は有機化学、生物は生化学・機能形態学などにあたることが多いです。
第112回(2027年2月20日・21日)は、試験科目の構成に変更はありません。厚生労働省のページに載っている出題基準は、第106回以降に適用されているものです。
よくある質問
物理・化学・生物は、国試で何問出ますか?
全345問のうち60問です。内訳は、必須問題が15問、一般問題(薬学理論問題)が30問、一般問題(薬学実践問題)が15問です。厚生労働省の区分表にもとづきます。
必須問題の足切りは、物理・化学・生物でどう数えますか?
厚生労働省の区分表では、必須問題の物理・化学・生物は、まとめて1つの科目(15問)として扱われています。第111回の合格基準では、必須問題の各科目で配点の30%以上が必要でした。1問2点なので、15問・30点満点のうち9点以上、つまり少なくとも5問の正解が必要です。
物理・化学・生物は、後回しにしてもいいですか?
後回しにはおすすめしません。必須問題の足切りが、物理・化学・生物の15問で判定されるためです。必須問題の基礎的な問題を、確実に取ることから始めてください。

