薬剤師になるには?6年制薬学部と国家試験の受験資格
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どーも、病院薬剤師のひゃくさんです。「薬剤師になるには、何をすればいいの?」に答えます。薬剤師法と厚生労働省の公示をもとに、国家試験の受験資格を中心にまとめました。日程と手続きは、第112回薬剤師国家試験(2027年2月)の公示の内容です。
なる方法は? 6年制の薬学部を卒業して(卒業見込みを含む)、薬剤師国家試験に合格すると、薬剤師の免許を受けられます。
4年制は? 薬学部でも4年制の学科では、現在の入学者は薬剤師国家試験を受けられません。入学前に、6年制の学科かどうかを確認してください。
第112回は? 2027年2月20日(土)・21日(日)です。願書の受付は2027年1月4日〜14日です。
薬剤師になるまでの流れは?
薬剤師法では、薬剤師になるには厚生労働大臣の免許が必要で(第2条)、免許は薬剤師国家試験に合格した人に与えられる(第3条)と決められています。流れは次の4ステップです。
- 大学の6年制の薬学部(薬学科)に入学する
- 6年間学んで卒業する(最終学年なら、卒業見込みで出願できる)
- 薬剤師国家試験に出願して受験する(年1回、2月)
- 合格発表(3月)のあと、合格者が薬剤師免許を受ける
国家試験は誰が受けられる?
ほとんどの人は、6年制薬学課程の卒業者(卒業見込みを含む)として受験します。学校教育法に基づく大学で、薬学の正規の課程を修めて卒業した人です。第112回の公示では、2027年3月15日までに卒業する見込みの人も含まれます。つまり、大学に6年間通って卒業しないと、受験資格は得られません。
注意したいのは、薬学部でも4年制の学科に入学すると、そのままでは薬剤師になれないことです。4年制の薬学課程を卒業した人が受験できるのは、平成18年度から平成29年度までに入学し、大学院で薬学の修士または博士の課程を修了して、厚生労働大臣が認定した人に限られます。現在の入学者は、この経過措置の対象になりません。6年制と4年制の違いは、薬学部の6年制と4年制の違いの記事で説明しています。
第112回はいつ、どう出願する?
第112回の公示(令和8年8月28日)の内容です。試験は年に1回です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2027年(令和9年)2月20日(土)・21日(日) |
| 願書の受付 | 2027年1月4日〜14日(郵送は14日までの消印) |
| 受験手数料 | 6,800円(収入印紙) |
| 卒業見込みで出願した人 | 2027年3月15日午後2時までに、卒業証明書を提出する |
| 合格発表 | 2027年3月25日午後2時、厚生労働省のホームページ |
試験地と試験科目は「くわしい条件」にあります。日程や願書の出し方は薬剤師国家試験はいつ?の記事、時期別の勉強法はスケジュールの記事にまとめています。
合格率は?
第111回(2026年2月実施)の新卒者の合格率は86.25%(受験者7,781名、合格者6,711名)で、全体では68.49%でした。ただし、薬学部に入ったら全員が受験できるわけではありません。文部科学省の「薬学部における修学状況等」(2025年度調査)では、2019年度に6年制薬学部へ入学した10,894人のうち、卒業したのは7,374人(67.7%)でした。合格点や合格基準は合格基準と合格点の記事で確認できます。
薬学部はどう選ぶ?
学費や通学、国家試験の合格率だけでなく、卒業率も見ておくと安心です。大学ごとの入学定員、5年次への進級率、卒業率、国家試験の合格率は、文部科学省の「薬学部における修学状況等」(2025年度調査)に載っています。学費は薬学部の学費の記事で国公立と私立に分けて確認できます。
くわしい条件
受験資格(薬剤師法第15条・第112回の公示)
- 6年制薬学課程を卒業した人(第112回は、2027年3月15日までに卒業する見込みの人を含む)
- 外国の薬学校を卒業した人、または外国の薬剤師免許を受けた人で、厚生労働大臣が6年制薬学課程の卒業者と同等以上の学力と技能があると認定した人(平成24年4月1日以降の認定)
- 薬剤師法の改正(平成16年法律第134号)の経過措置に当てはまる人。4年制の薬学課程を卒業した人は、平成18年度から平成29年度までに入学し、さらに大学院で薬学の修士または博士の課程を修了して、厚生労働大臣が認定した人に限られます。
第112回の試験地と試験科目
試験地は、北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、徳島県、福岡県です。試験科目は、必須問題と、一般問題(薬学理論問題・薬学実践問題)です。物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務の分野から出題されます。
第111回の結果(厚生労働省の発表)
| 区分 | 出願者 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 全体 | 14,261名 | 12,774名 | 8,749名 | 68.49% |
| 新卒者 | 8,856名 | 7,781名 | 6,711名 | 86.25% |
第111回は2026年2月21日・22日に実施され、3月25日に発表されました。
入学定員と大学別の合格者数
6年制の入学定員は、国公私立の合計で11,567人(2025年度)です。大学ごとの国家試験の合格者数は、厚生労働省の第111回の合格発表のページにある参考資料「大学別合格者数」でも見られます。
よくある質問
4年制の薬学部を卒業しても、薬剤師国家試験を受けられますか?
現在の入学者の場合、受けられません。受験資格は、6年制薬学課程を卒業した人などです。4年制の薬学課程を卒業した人が受験できるのは、平成18年度から平成29年度までに入学して、大学院で薬学の修士または博士の課程を修了し、厚生労働大臣の認定を受けた人に限られます。
薬剤師国家試験は、何回でも受けられますか?
受験回数に制限はなく、合格するまで受けられます。試験は年に1回です。第112回は2027年2月20日・21日に実施されます。
卒業前の6年生でも、出願できますか?
できます。卒業見込みの人も受験資格に含まれます。第112回の場合、2027年3月15日までに卒業する見込みの人が対象で、卒業見込証明書で出願して、3月15日午後2時までに卒業証明書を提出します。
出典・確認日
| 内容 | 出典URL | 確認日 |
|---|---|---|
| 第112回薬剤師国家試験の施行(受験資格・日程・手続き) | https://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shikaku_shiken/yakuzaishi/ | 2026-10-02 |
| 薬剤師法(第2条・第3条・第15条) | https://www.japaneselawtranslation.go.jp/ja/laws/view/2596/ja | 2026-10-02 |
| 第111回薬剤師国家試験の合格発表(厚生労働省) | https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000199343_00017.html | 2026-10-02 |
| 薬学部における修学状況等(文部科学省・2025年度調査結果) | https://www.mext.go.jp/content/20260116-mxt_igaku-100000059_03.pdf | 2026-10-02 |
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