薬剤師国家試験は非常に幅広い知識が求められ、毎年そんなところまで勉強しないといけないのかという難しい問題も出題されます。どこまで勉強すればいいんだと頭を悩ませている薬学生が多くいると思います。
しかし、安心してください。薬剤師国家試験は正答率の高い問題だけでも200問以上あるんです。
今回は薬剤師国家試験で正答率の高い問題がどれだけ出題されているのか、正答率の高い問題をどのように攻略していけばいいのかまとめていきたいと思います。
正答率が高い問題が200問以上出題
薬剤師国家試験で正答率の高い問題がどれだけ出題されているかという情報は、薬ゼミの動画で紹介されています。【薬学ゼミナール】第104回薬剤師国家試験総評
薬ゼミによると近年の第102回~第104回薬剤師国家試験では正答率が70%以上の問題は200問前後も出題されているらしいです。

近年の薬剤師国家試験では225問以上取れていれば合格できていますので、単純に考えると正答率が70%以上の問題を正解できていればかなり合格に近づけることになります。
さらに、正答率60%以上の問題を見てみると、合格ライン以上の問題数となっていることが分かります。

薬剤師国家試験は正答率の低いような問題が解けなくても、正答率60%以上の問題だけで合格できるような試験となっているのです。少しは安心できましたか?
ポイントとなる勉強法・対策
では薬剤師国家試験で正答率の高い問題を確実に取っていくにはどのような勉強法が重要となってくるのでしょう。
基礎を身に付ける
正答率の高い問題を確実に解くには基礎をしっかり勉強することが重要となってきます。
僕も実際に薬剤師国家試験を合格したわけですが、基礎の知識だけで解ける問題が非常に多いように感じました。もちろんただの暗記で解けるわけではなく、基礎知識をベースに考えれば解けるような問題が多いということです。
基礎をしっかり勉強する方法は色々あると思いますが、僕が実際に勉強した必須問題を解きまくる勉強法はおススメです。気になる方はこちらの記事をご覧ください。

正答率の高い問題を把握する
正答率の高い問題がどのような問題なのかを把握することも非常に大事になってきます。そこで重要となってくるのが、薬ゼミ統一模試の個人カルテ(成績表)です。
個人カルテには点数だけではなく、どの問題がどれだけの正答率だったのかということも分かります。
これは僕の個人カルテですが、正答率の高い問題低い問題が一目で分かるようになっています。

さらに間違えた問題の中で正答率が60%以上ある問題は赤く網掛けされているので、個人カルテが返ってきて一番復習すべき個所を把握することができます。
なので、みなさんの薬ゼミ統一模試の目標の一つとして、個人カルテで赤の網掛けが付かないようにするという目標を立てるのも効率のいい勉強法になるかもしれませんね。
薬ゼミの個人カルテは非常に参考になるので、点数を見て一喜一憂するだけで終わらせないようにしましょう。
難しい問題はみんなも解けない
近年の薬剤師国家試験はどんどん難化していると言われていますが、これまで述べてきたように正答率の高い問題だけでも合格ラインを超える問題数はあるということです。
なので、模試や薬剤師国家試験本番で難しい問題に当たった時も焦ってはいけません。難しい問題は他のみんなも解けないと思って解ける問題を確実に取っていくことが重要です。
もちろん、正答率の低い問題を解ければそれに越したことはないですが、解けない問題で慌ててもいいことはないということです。特に薬剤師国家試験本番はプレッシャーで押しつぶされそうになるので、落ち着いて解けるように今回の正答率のことを頭の片隅にでも置いておいてください。
みなさんが薬剤師国家試験で最大の力を出せることを願っています!

薬剤師国家試験対策のブログを運営したり、TwitterやInstagramで薬剤師国家試験について発信してきた経験をもとに、薬剤師国家試験勉強法の有料noteを公開しました。
今すぐに使えるテクニックなど存分に詰め込みましたので、ぜひ参考にしてみてください。